FONTPLUSは、フォントワークスの筑紫書体シリーズの新書体として30書体を追加しました。

筑紫書体の新書体「筑紫Aヴィンテージ明朝」「筑紫Bヴィンテージ明朝」のL(ラージスタイル)とS(スモールスタイル)が追加、「筑紫Bオールド明朝」「筑紫Cオールド明朝」は L/M/D/B/E のウエイト追加により6ウェイト展開となり、さらに「筑紫明朝」のウエイトB/E/HのPr6への拡張など、合計30書体の提供を開始しました。

提供書体

30書体

<日本語書体>
<日本語書体>
・筑紫Aヴィンテージ明朝L-R Pro
・筑紫Aヴィンテージ明朝S-R Pro
・筑紫Bヴィンテージ明朝L-R Pro
・筑紫Bヴィンテージ明朝S-R Pro
・筑紫Bオールド明朝-L/M/D/B/E Pr6 / Pr6N
・筑紫Cオールド明朝-L/M/D/B/E Pr6 / Pr6N
・筑紫明朝-B/E/H Pr6 / Pr6N

書体について

筑紫Aヴィンテージ明朝

「筑紫Aヴィンテージ明朝L/S-R」は、筑紫Aオールド明朝が持つ「気品さ・高級感・繊細さ」等の表現力を最大限まで高めた書風の明朝体です。
従来の真四角にデザインされた明朝体とは異なる、本来多彩で豊かな日本語の文字の形状を活かしたデザインは、文字本来の「生命力」を感じさせ、組んだ時には音のリズムが生まれます。
この書体を見る方、読む方に、繊細かつ気高さを感じさせ、さらには優しく語りかけるような書体です。

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Aヴィンテージ明L Pro R

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Aヴィンテージ明S Pro R

筑紫Bヴィンテージ明朝

「筑紫Bヴィンテージ明朝L/S-R」は、明治4年に発刊された、慶應義塾出版「手習の文」福澤諭吉編の「ふ」のデザインにインスピレーションを受け、そこから50音にデザイン展開させた書体。
文字の一部分を凝縮させ、かつその反対側に大きく広がりを持たせたデザインが、ダイナミックな躍動感と生き生きとした表情を醸し出す、印象的な書体です。

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Bヴィンテージ明L Pro R

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Bヴィンテージ明S Pro R

筑紫Bオールド明朝

筑紫Aオールド明朝の漢字に、古風でかつ新しいスタイルの「かな」を装備した書体です。金属活字初期明朝仮名に見られる和様的なスタイルの面影を残し、現代に新鮮に映るよう一文字一文字丹念に字形を作り上げています。文字それぞれにスタイリングとポーズを感じさせる情景を描き出しています。やわらかで美しく響きもいい筑紫Aオールド明朝より激しい肉声的濃さを、筑紫Bオールド明朝は表現することができます。
見出しはもちろん特別なページの本文使用をお勧めします。

「筑紫Bオールド明朝」は、L/M/D/B/Eの各5ウエイトが追加。すでに提供されているウエイトRとあわせてそれぞれ6ウエイトにファミリー化します。

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Bオールド明朝 Pr6 L

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Bオールド明朝 Pr6 M

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Bオールド明朝 Pr6 D

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Bオールド明朝 Pr6 B

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Bオールド明朝 Pr6 E

筑紫Cオールド明朝

2012年にリリースした「筑紫Aオールド明朝」と「筑紫Bオールド明朝」につづく新しい筑紫オールド明朝が登場します。筑紫Bオールド明朝仮名とは異なる、クラシカルで斬新な運筆を意識した書体です。平仮名片仮名ともに、ふところや字形を丸く表現させ、エレメントは鋭く運筆はゆったりめです。テキストの表現にコクや味わいが濃く加わります。

「筑紫Cオールド明朝」は、L/M/D/B/Eの各5ウエイトが追加。すでに提供されているウエイトRとあわせてそれぞれ6ウエイトにファミリー化します。

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Cオールド明朝 Pr6 L

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Cオールド明朝 Pr6 M

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Cオールド明朝 Pr6 D

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Cオールド明朝 Pr6 B

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫Cオールド明朝 Pr6 E

筑紫明朝

本格的な長文本文用明朝体として、活字、写植時代の本質を踏襲し、明朝体とはどうあるべきかを最大限に考慮した書体です。オフセット印刷においても活字のようなインクの溜まりが見えてくるような独特な雰囲気を持っています。フトコロの広い漢字・仮名の明朝体とは一線を画し、文字そのものが内在する空間の強弱と線質が持つ伸びやかさを残しています。文字を組んだとき、リズミカルな心地よい可読性を醸し出します。

「筑紫明朝」は、ウエイトB/E/Hの文字セットが拡張され、Pr6が加わります。

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫明朝 Pr6 B

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫明朝 Pr6 E

美しい日本語は心を豊かに

利用したフォント:筑紫明朝 Pr6 H