文化服装学院:第2回フォント特別講義を開催
FONTPLUSでは、フォントに関する取り組みとして、学生支援活動や活字文化の継承活動を行っています。
2022年6月6日(月) に、世界で評価されるファッションスクール「文化服装学院 ファッション流通科2年 ファッションプロモーションコース」の学生70名を対象に、“フォントおじさん”こと弊社Webフォントエバンジェリスト 関口 浩之がオンライン講義を行い、フォントの基礎知識からWebサイト制作におけるWebフォントの役割など、「フォントの適材適所」をテーマにお話いたしました。
受講学生からの感想
この講義に参加された学生からたくさんのご感想・コメントをいただきました。
一部をご紹介いたします。
・Aさん
「今回の講義を聞き、フォントの奥深さを知ることが出来ました。書体ひとつで⾒え⽅やイメージ、インパクトが変わることを理解し、今後の作品やコンテンツ作りの際に学びを活かしたいと思いました。私は将来プレスのお仕事に興味があるのですが、お客様が⾒やすくイメージのしやすいフォントを選ぶということは、プロモーションの効果としてとても重要だと思うので、関⼝先⽣に教えていただいたことを活⽤していきたいです。また、講義内容だけではなく、関⼝先⽣⾃⾝の発表⽅法や話し⽅がとても⾯⽩く分かりやすかったので、プレゼンテーションの際に真似させて頂きたいと思いました。楽しくて⾝になる授業でした。」
・Yさん
「フォントの印象についてはなんとなくわかっている気でいましたが、正解がないということは盲点でした。伝えたいことやビジュアルによって膨⼤なフォントの量から吟味して選ぶことが⼤切なのだとわかりました。学⽣のうちからたくさんの種類のフォントに触れて⾃分の中での引き出しを作っていきたいです。本が好きなのでタイトルと本⽂のフォントにも注⽬して⽣活しようと思いました。」
・Oさん
「まず、初めてフォントの授業を受けてとても新鮮でした。普段街でよく⾒かける標識や本のフォントについて深く考えたことがなかったので、考える機会があってよかったです。フォントおじさんの授業で明朝体とゴシック体の使い分けやフォントの持つ印象を知ることができ、これから課題を進めていく中でフォントイメージを考えた上で使い分けていきたいと思いま:した。ありがとうございました。」
・Kさん
「本⽇はありがとうございました。紙とウェブで表現⽅法が変わらないというお話がとても興味深かったです。ウェブで⾊々な表現⽅法ができる今だからこそ私たちのこれから学んでいくことはとても時代に沿っており、すごく学びになるカリキュラムであるということが再確認できました。また、太さやフォントで情報の重さが変わるとのことでしたので、⾊んなフォントを活⽤し、フォントを使い分ける⼒を早く⾝につけたいと感じました。」
「文化服装学院 ファッション流通科 ファッションプロモーションコース」について
社会経済からファッション業界、企業や消費者、商品までの幅広い情報を収集・分析。それらをもとにしたWebやSNSなどのデジタルメディアを活用したファッションプロモーション企画とプレゼンテーションまでの演習。一連の演習課題によって情報分析力や企画力、提案力、デジタルメディアの活用力など、総合的なプロモーション力を習得します。また、インターンシップやコラボレーション活動など実学体験を通して、即戦力として活躍が可能な人材を育成します。
講師プロフィール
関口浩之 (Hiroyuki Sekiguchi)
1960年生まれ。群馬県桐生市出身。現在、SBテクノロジー株式会社でWebフォント・エバンジェリストとして活動しつつ、フォントの魅力や楽しさを伝える伝道師「フォントおじさん」として広く一般に知られる。
1980年代にワープロやプリンタの製品開発に従事した後、1995年にソフトバンク技研(現SBテクノロジー)へ入社。Yahoo! JAPANをはじめ、数々の新規事業に参画した後、2011年にFONTPLUSを立ち上げ、フォントメーカー14社と提携したWebフォントサービスを運営。情報処理や印刷関連の専門誌、フォント関連書籍の記事執筆多数。大学や専門学校での特別講師も務めている。
Twitter:@HiroGateJP
Facebook:関口 浩之(フォントおじさん)
共著:オンスクリーン タイポグラフィ
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