FONTPLUSでは、フォントに関する取り組みとして、学生支援活動や活字文化の継承活動を行っています。
コンピュータを使って、「創造力」を仕事にする学校「東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)」にて、2022年9月27日(火) に“フォントおじさん”こと弊社Webフォントエバンジェリスト 関口 浩之が特別講義を行い、「制作現場で役立つ最新フォント事情」をテーマにお話いたしました。

講義では、文字の誕生からデジタルフォントに至るまでの、活字の変遷や意義を紹介。そして、昨今のデジタルフォントの活用実例を挙げ、シーン毎になぜその書体が使われているかなどを解説しました。

受講学生からの感想

この講義に参加された学生からたくさんのご感想・コメントをいただきました。
一部をご紹介いたします。

「日頃色んなところにあるフォントに、注目して意味とか雰囲気とかを、感じ取っていきたいと思いました。 画像にフォント重ねて見る訓練積みます。 それと、フォントおじさんブログ見てみます! サイトで文字コピーできないものと、出来るものの違いが、Webフォントかどうかの違いにあることが分かって、スッキリしました。」

「とてもわかりやすく伝わってくる講義でした。フォントの選びが苦手だったんですが、今回の抗議を通じて選び方が見えてきました。ありがとうございました。」

「今までのフォント選びは、その時々の感覚で選ぶことが多くありましたが、今回の講義で書体や太さ、サイズによる印象の違い等を知識として知ることができました。今後のフォント選びは感覚頼りではなくそういった知識を踏まえて行っていきたいと思います。」

「自分は企画書などを書くことが多くなるので、視認性、可読性、判断性に気を付け、フォントを選んでいこうと思いました。」

「文字という文化が生まれた起因、歴史を残したいという想いが文字を生んだように、プレイヤーや視聴者に対してこのような意図をストレートに伝えたい、または少し回りくどく伝えたいという意思表示をフォントは担っているんだと感じました。実際、どのような場面にも文字は存在し、人から人へ伝えていくようにフォントによって伝えたい事をきちんと伝えて、それをひろめてもらえるようにしてあげる事で本当に伝えたい事を忘れ去られないような努力が、フォントの制作においてとても重要な事なのだととても実感しました。」

「フォントについてのあれこれを知ることが出来るだけでなく、印刷などに使われていたアナログでの文字を実際に見ることができ、貴重な体験をすることが出来ました。本日はありがとうございました。」

「今回のお話は、私の将来にとってとても大切な物になりました。フォントの種類の多さやそれぞれの特徴など、普段では気づかないような事でしたが、今回の件でガラッと見方が変わりました。どんなに凄いフォントでも使い方を間違えてしまうと変になってしまう事、相手にとって見やすい、分かりやすいを重視した時に、どのフォントが一番良い物なのかを判断できる知識を今回得る事が出来ました。」

「東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)」について

TECH.C.では、技術・コミュニケーションそして3つの考え方を学びます。
「CREATIVITY」・・・無限の創造力を発揮することの大切さ。
「INNOVATION」・・・変化の時代に常に新しい考えを生み出すことの大切さ。
「LEADERSHIP」・・・世界中の人々に共感を与え、感動と行動を生み出す大切さ。
TECH.C.は、「自分らしさ」を活かし、未来をつくる人材を育成します。
(TECH.C.・公式サイトより引用)

講師プロフィール

関口浩之 (Hiroyuki Sekiguchi)

1960年生まれ。群馬県桐生市出身。現在、SBテクノロジー株式会社でWebフォント・エバンジェリストとして活動しつつ、フォントの魅力や楽しさを伝える伝道師「フォントおじさん」として広く一般に知られる。
1980年代にワープロやプリンタの製品開発に従事した後、1995年にソフトバンク技研(現SBテクノロジー)へ入社。Yahoo! JAPANをはじめ、数々の新規事業に参画した後、2011年にFONTPLUSを立ち上げ、フォントメーカー14社と提携したWebフォントサービスを運営。情報処理や印刷関連の専門誌、フォント関連書籍の記事執筆多数。大学や専門学校での特別講師も務めている。

Twitter:@HiroGateJP
Facebook:関口 浩之(フォントおじさん)
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