文化服装学院:フォント特別講義を開催
FONTPLUSでは、フォントに関する取り組みとして、学生支援活動や活字文化の継承活動を行っています。
世界で評価されるファッションスクール「文化服装学院 ファッションプロモーションコース」にて、2023年5月22日(月)に弊社Webフォントエバンジェリスト 関口浩之が「フォントの基礎」に関する特別講義を行いました。
受講学生からの感想
この講義に参加された学生からたくさんのご感想・コメントをいただきました。
一部をご紹介いたします。
「今回のお話を聞いて、フォントひとつで雰囲気やイメージが変化し、伝わり⽅も変わることがわかりました。実際にフォントを変化させただけで、おしゃれに⾒えたり、恐ろしく⾒えたりびっくりするほど印象が変化して⾯⽩かったです。関⼝先⽣のお話もとても⾯⽩くて、楽しくフォントを学びながらあっという間の90分でした。propや⾃分のオウンドメディアでは相⼿を意識してフォントを選び、素敵なメディアを作りたいです。」
「今回の特別講義を聞いて、これからの授業や将来のためになる話ばかりでした。テレビのフォントを意識したことが今までありませんでしたが、今回の授業でフォントが変わると印象も変わるということが分かりました。テレビでは、その番組にあったフォントを使っていたんだなと感じました。⾝の回りの標識や看板をみても、ぞれぞれ印象が違うことを改めて感じました。」
「フォントひとつで伝わり⽅が⽅が変わり、売上さえも左右してしまう事を知り、フォントの影響⼒の⼤きさに驚きました。フォントだけで思い出すブランドや番組があるほど、フォントと私たちは密接な関係であると感じました。『どんな相⼿に何を伝えたいのか』に合わせた適切なフォント選びが重要であり、⽇々感性を磨いておく必要があると感じたので、これからは街中にある広告や看板に意識しようと思います。」
「フォントの仕組みや使い分けについての講義だった。漫画の吹き出しのように、漢字とひらがな2つのフォントを使い分けることで読みやすさを⾼めるテクニックは、propや自主制作にも⽣かすことができるポイントだった。フォントはコミュニケーションの主⼈公という⾔葉があったが、その通りだと思った。⼈⽣であと何⽂字のテキストを打つかわからないけど、ひとつひとつのフォントの選択にこだわっていこうと思えた。」
「⼈間は0.2秒で好きか嫌いか、⾒やすいかどうかを判断しているため、シーンや情感にあったフォント選びが重要だと知ることができて勉強になりました。視認性・可読性・判読性もフォントの役割だと学べたので、今後の授業や課題に活かしたいと思います。」
「フォントは紙媒体だけではなく、web上でも印象を変えられることや、英語を読む際の⼼地よいリズムの表現⽅法などが知れてよかった。資料等を作る際はもっとフォントにこだわろうと感じた。」
「文化服装学院 ファッションプロモーションコース」について
社会経済からファッション業界、企業や消費者、商品までの幅広い情報を収集・分析。それらをもとにしたWebやSNSなどのデジタルメディアを活用したファッションプロモーション企画とプレゼンテーションまでの演習。一連の演習課題によって情報分析力や企画力、提案力、デジタルメディアの活用力など、総合的なプロモーション力を習得します。また、インターンシップやコラボレーション活動など実学体験を通して、即戦力として活躍が可能な人材を育成します。
講師プロフィール
関口浩之 (Hiroyuki Sekiguchi)
1960年生まれ。群馬県桐生市出身。現在、SBテクノロジー株式会社でWebフォント・エバンジェリストとして活動しつつ、フォントの魅力や楽しさを伝える伝道師「フォントおじさん」として広く一般に知られる。
1980年代にワープロやプリンタの製品開発に従事した後、1995年にソフトバンク技研(現SBテクノロジー)へ入社。Yahoo! JAPANをはじめ、数々の新規事業に参画した後、2011年にFONTPLUSを立ち上げ、フォントメーカー14社と提携したWebフォントサービスを運営。情報処理や印刷関連の専門誌、フォント関連書籍の記事執筆多数。大学や専門学校での特別講師も務めている。
Twitter:@HiroGateJP
Facebook:関口 浩之(フォントおじさん)
共著:オンスクリーン タイポグラフィ
フォントの話をしよう